映像解析AIプラットフォーム「SCORER(スコアラー)」を運営する株式会社フューチャースタンダード(本社:東京都台東区、代表取締役:鳥海哲史 以下、フューチャースタンダード)は、2023年8月17日より、会議の音声をAIが解析し、会議の生産性を向上させる会議最適化AIツール「ミーナビ」のβ版の提供を開始します。
会議の生産性向上における課題と解決アプローチ
日本企業における生産性向上が大きな課題として注目されていますが、その中でも大きな要素の一つとなっているのが、「会議」です。会議を減らす、進行の工夫をするなど様々な方法論が紹介されていますが、なかなか組織単位では浸透しているとは言い難い状況です。その一つに、会議の「型」を定めるメソッドが具現化されていないことに問題があるのではないかと思われます。「会議の生産性向上を図るために〇〇をしよう」という方法論が世の中にあふれかえっており、研修でメソッドを社員にインストールするのもコストパフォーマンスとして難しい場合があります。
当社は、会議の「型」をSaaSサービスで定義し、進行役・参加者それぞれの会議に関わるペインポイントを解決するサービスの開発を目指します。ミーティングのナビゲーターのような役割を果たせるサービスを目指し、「ミーナビ」を開発しています。
会議最適化AIツール「ミーナビ」とは?
会議の音声をAIが解析し、進行中の会議をリアルタイムで可視化・データ化して、最適にラップアップするサポートをします。このAIツールにより、従来の会議がAIの力を借りて効率的に進行し、省力化を実現しながらも最適化されます。
会議最適化AIツール「ミーナビ」の導入により想定されるメリット
- 議論が空転しないようにAIにより要約し、履歴を取ることでよりロジカルな議論を促す
- 決定事項やToDoの抜け漏れが無いかなど、本来会議で重要なラップアップを基礎機能として盛り込むことで、会議成果を可視化する
- 少人数の会議で議事録役を設定せずに、より効率の良い会議を実現する
- 途中参加者が議論の流れを「ミーナビ」で確認することにより、一から説明する手間を削減する
- 発言比率を可視化することで、適正な参加者を検討する参考とする
- 事前にアジェンダを設定することにより、アジェンダからの逸脱を可視化し、本題に戻す指標とする
ミーナビは従来会議のファシリテーターが負っていた様々な機能を代替します。これによりファシリテーターが議論に参加したり、リアルタイムに反応することでより短い時間で結論を導くことができるようになります。
ミーナビの仕組み
音声を高精度に認識してテキスト情報に変換します。そのテキスト情報をChatGPT(GPT-4)に入力し、会議を最適化するための必要なデータ形式に変換します。そして、リアルタイムで会議データを出力します。
音声入力はPC/スマートフォンのWebブラウザから行うことができるため、新しいハードウェアは不要です。
β版主要機能一覧
- 議事録の文字文字起こしと録音
- 話者分離(事前/事後登録可能)
- AIを活用した会議の要約
- アジェンダ生成
- 会議内のトピックスをマインドマップ生成
- 会議内容の質疑応答
- 決定事項/ToDoのリスト化
- 共有QRコードの発行
- 発言比率の可視化/数値化
- API連携機能(実装予定)
- 会議健全度評価(実装予定) 等
ユースケース
- 法人/官公庁などの社内会議
- 顧客との打ち合わせ
- 組合の会合
など、会話をロジカルに整理し話を進めるシーンや、会話の履歴を残しておきたいシーンで活用できます。
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