セフテックの「トラカメ」とは、現地に設置し電源をONにするだけで、最大72時間のクラウド録画ができる可搬型クラウドカメラです。 この製品はクラウドカメラ「Safie」と通信機器、安全性の高いリン酸鉄リチウムバッテリーを搭載したカメラ製品で、撮影した映像をストリーミング接続もしくはクラウド連携することにより、交通量調査のAI観測を簡易に実現することができます。 また、交通量調査以外にもイべント時の雑踏検知や来場者属性検知など、短期的なユースケースにも随時対応することが可能です。
【実施日】2023年1月19日〜1月20日
【実施場所】東京都台東区、昭和通り沿い公道にトラカメを1台設置
【目的】
- 国土交通省が進める交通量調査の無人化に寄与する製品の実用化
- 従来の課題であったAIカメラの設置場所・設置作業の難易度の低減効果を実証
- カメラ設置・撤去における工数を減らすことによるコスト削減の実証
上記の課題解決による計測箇所の拡充を目指す
【結果】
トラカメを活用することで、カメラ設置の場所と手間のハードルを大幅に低減し、交通量・通行量AI観測を最小限の工数で実用化できることがわかりました。
- 撮影時間:24時間以上の連続撮影を実行
- 設置工数:人員2名(安全考慮のため)での設置15分・撤去10分
- 積載性:バンタイプの車両で約5セットを積み込み運搬可能
- AI解析による検知精度:日中・夜間ともに、検知率90%以上を実現(クリアな映像を取得)
この製品は、セフテック「モバイルカメラ子ゾウ※」の可搬型クラウドカメラの特徴と、フューチャースタンダード「SCORER Traffic Counter Cloud/Edge」のAIを活用した交通量観測の特徴をマッシュアップした製品です。
- 最大72時間カメラ駆動バッテリーを背面下部に搭載
- 交通量調査実施を伝える看板
- クラウドカメラによる24時間リアルタイム遠隔監視と常時録画
- 最⻑4m画角調整用伸縮ポール
- 昼夜ともにAIで90%以上の交通量計測
- 自動車・二輪車・人物などの最大46属性情報を検知し数値化
- CSVやBIツールでアウトプット
※モバイルカメラ子ゾウ:監視現場の変更や短時間の設置に適した、持ち運び・設置が簡単なソーラーパネル搭載の可搬型クラウドカメラ製品です。https://www.saftec.co.jp/standard/camera.html
クラウドAI・エッジAIを活用し交通量・通行量調査のAI観測が行える製品です。
【特徴】
- 撮影映像から世界最高レベルのAIで交通量を解析
- 自動車・二輪車・人物など46種類の属性情報を計測しCSVで出力
- オンデマンド解析とリアルタイム解析のどちらも対応可能
SCORER Traffic Counter Cloud
https://www.scorer.jp/products/scorer-traffic-counter
・SCORER Traffic Counter Edge
https://www.scorer.jp/products/scorer-traffic-counter-edge
・SCORER Traffic Counter Edgeのライブビュー映像
https://www.scorer.jp/products/scorer-traffic-counter-edge/demo-live-view